GT630についてまとめてみました。

GT630についてまとめてみます。今さら感がすごいですが・・・


最近自分がGT630のグラフィックボードを購入しましたのですが、購入前の下調べの段階で、これは気を付けて選ばなければいけないなと思うことが多々ありましたので、そのことについて書きたいと思います。


GT630_front.jpg

↑自分が購入したPalit製の新GT630です。


GT630ですが、現在市場には旧型と新型が混じって販売されています。さらに新型の存在を知らないと旧型であることも分からない表記になっていることが多いです。
旧型のGPUコアにはFermi世代のGF108、新型のGT630にはKepler世代のGK208が搭載されています。


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新旧GT630の比較
GPUコアCUDA数TMU数ROP数メモリGPUクロックメモリクロックメモリ帯域TDP
旧GT630GF10896164DDR3 128bit810MHz1800MHz相当28.8GB/s65W
新GT630GK208384328DDR3 64bit902MHz1800MHz相当14.4GB/s25W



注目すべきはTDPではないでしょうか?新GT630の方が40Wも少なくなっています。同じGT630でここまでTDPが下がるのには驚きですね。


新GT630は、接続インターフェースはPCI-E x16 Gen2.0(8GB/s)からPCI-E x8 Gen2.0(4GB/s)に変更されていますが、GT630はローエンドのグラフィックボードですので4GB/sでも問題はないと言われています。


また、PCI-E x16スロットには下位互換性があり、PCI Express x1~x16まで拡張ボードが取り付けられます。接続インターフェースの変更は気にしなくても良いでしょう。


新旧を区別するには、CUDA数の違いを見ると良いかと思います。


さて実際の性能ですが、新GT630の方が良いとは一概には言えないようです。


3Dゲームのベンチマークでは、GPUコアが影響するソフトの場合は新GT630の方がスコアが出るようですが、メモリ帯域が影響するソフトでは旧GT630の方がスコアが出るみたいです。


ここまでの比較をご覧になってどちらを購入すれば良いのか迷うと思いますが、個人的な意見としては、新GT630をおすすめします。そもそも3DゲームをやりたいのならGT630では力不足です。GTXシリーズを購入しましょう。新GT630はTDPの低さがウリだと思いますので、動画再生やブラウザゲームなどの普段使いに向いていると思います。


ここまで書いてきたことをまとめてみます。


・現在市場には新旧のGT630が売られており、仕様を見ないと区別するのは難しい。
・新GT630は旧GT630と比較して、GPUコアが影響するソフトには有利だが、メモリ帯域が影響するソフトには不利である。
・新GT630は旧GT630と比較して消費電力が大幅下がっている。
・個人的なおすすめは新GT630


以上、新旧GT630についてまとめてみました。新旧の違いは要チェックです!